「ホコリでは死なない」のウソ!ぜんそく死を減らせ!
更新日:2012.11.13
こんにちは。
シマムラです
朝晩、肌寒いくらいになり
冬が近づいてきたな~
って感じるようになりましたね。
週末、シマムラ宅では、お庭の柿を収穫しました
今年は表年だったのか、たくさん取れました!
さて、こんなにたくさん、何作ろうかな
さて、昔から、
ちょっと忙しくておそうじが出来なかったときの言い訳に
「ホコリで死にゃ~しないわよ~」
って、よく聞きますよね
でも、これって本当でしょうか
実は、、、
<ぜんそくよる死亡者 2011年は2,060人>
え!?
って思いませんでしたか
ぜんそくとは気管支が発作的に狭くなり、
ゼーゼーする、咳が出る、息苦しくなる、
などの症状をきたす病気です。
残念なことに、
日本では毎年、こんなにたくさんの方が
ぜんそくで命を落としているのです
2000年くらいから吸入ステロイド薬の普及により
命を落とす方は減ってきていますが
(それまでは毎年5,000人近くの方が命を落としていました)
一方で、ぜんそく患者は年々増加傾向にあり、
1960年代では子どもも大人も
人口の1%を超えるか超えないかだったのが
21世紀に入り、子どもで約6%と30年前に比べて6倍に増え
大人も約3%と、3倍にも増えており
昨今では、日本全国で400万人以上の患者がいると言われています
(少し余談ですが、温暖化の影響で、
世界的にもぜんそく患者は増加しているとのこと。
ヨーロッパでは、大人の24%超、子供の30~40%に
何らかのアレルギー症状が出ていると
推定されているそうです!
ものすごい人数ですね・・・)
どうしてこんなに増えているのでしょうか
ぜんそくの原因には、もちろん体質的なこともあります。
しかし、ぜんそくを起こしやすい体質や
遺伝子を持つ人が増加したのではなく、
それよりも環境要因が大きく影響しているそうです。
ぜんそく、というと、公害が原因であった
「四日市ぜんそく」を思い浮かべる方もいるかと思いますが
工場の排気規制が進められた結果、最近では公害による
ぜんそく患者は減ってきています
それに対して増えているのが、
「アレルギー」が原因で起こるぜんそくです。
子供のぜんそく場合、
約90%が「アレルギー」が原因と言われています。
一方、大人のぜんそくも半数は「アレルギー」が原因
あとの半数はアレルゲンが特定できないタイプで、
「風邪」、「タバコの煙」、「ストレス」、
「香水の香り」、「気候の変化」などの
外部の刺激が原因と言われています。
特に、この「アレルギー」の中でも、
「ハウスダスト」が原因であるケースがほとんど
とのこと。
つまり
ぜんそく患者増加の原因=ハウスダストの増加
ということなのです。
なぜ、ハウスダストが増えているのか
以前にもご紹介させて頂きましたが、
「住環境の変化」が大きな要因です。
昔の住宅と比べ、現代の住宅は気密性が高くなりました。
気密性が高くなったことで
ダニやカビが繁殖しやすい環境となり、
そのダニの死がいやフン、カビの胞子といった、
ハウスダストが増加
また、すきま風で部屋の空気が入れ替わることもなくなり
意識的に頻繁に換気をしないと
部屋の空気は汚れたままで
ダニの死がいやフン、カビの胞子などの
アレルゲン(=アレルギー反応を引き起こす原因物質)
が充満した部屋で過ごすことが多くなってしまいました
アレルゲンに触れる量が多ければ多いほど
アレルギーは発症しやすくなってしまうので
アレルゲンの量が増え、
アレルゲンに接している時間が長くなった現代に、
ぜんそく患者が増えているのは当然の流れと言えそうです。
また、今現在、発症していなくても
アレルゲンに接し続けていると、いつ発症してもおかしくない、
それがアレルギーです
しかし
「仕方ないですね」で済まされる問題ではありません。
また一方で
「手の打ちようがありません」という問題ではないですよね。
アレルゲンの量を減らし、
アレルゲンに接する時間を短くすれば
ぜんそくを防げたり、症状を和らげたり出来るということです
アレルゲンの量を減らす=ハウスダストを減らす
このことについては、
詳しく書かせていただきましたが
「ハウスダストの発生を減らす」
「ハウスダストを徹底的に取り除く」
「部屋の換気を行う」
この3つがポイントです
そして具体的には、
・じゅうたん、ぬいぐるみ、布製のソファはダニの住み家
なるべく敷かない、置かない
・家具や小物を極力少なくし、観葉植物は置かない
・毎日こまめにモップがけを
・洗濯の部屋干しを避ける
・日中は、1時間に1回は窓やドアを開けて換気をし、
よごれた空気の入れ替えを
・布団にはダニがいっぱい。
年に1回は布団の丸洗いを
・エアコンの中にはカビがたくさん。
年に1回はエアコンクリーニングを
ということでした。
(詳しくはこちらをご覧ください→アレルギー徹底解明!(4))
もちろん、ぜんそくに対する正しい知識を持ち、
病院にて先生の指示に従い、
適切な治療を続けることが大前提ですが
身近に出来る対策として、
ハウスダストを減らすことが、
ぜんそく予防、ぜんそくの症状を和らげることにつながるのです
今、国を挙げてぜんそく死を減らす取り組みがされています。
一人でも多くの患者さんに、
ハウスダストを減らす「正しいおそうじ方法」が
伝わることを願っています
最後までお読みいただきありがとうございました。
感謝
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ダスキン藤沢は、ハウスダストと健康、
おそうじのことを真剣に考える会社です。
こちらのページにて
ハウスダストについて、詳しくご説明しています。
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