学校で「掃除の時間」は必要?(2)
こんにちは。
シマムラです
毎朝 「今朝は富士山、見えるかな~」
と思ってカーテンを開けるのですが
昨日(9/12)は、やけに頂上が太陽の光を反射してるな~
って思ったんです。
後からニュースを見たら、初冠雪だったのだとか!!
平年より18日も早いそう
下界(?)は、まだまだ残暑が厳しいのに
富士山はもう雪化粧なんですね~。
夏の富士山も凛々しくて好きですが
雪化粧の美しい富士山の姿が大好きなシマムラです
さて、先日のブログで、学校掃除は必要だと思いますか?
と書かせて頂きました
掃除の時間に遊んで○○先生に叱られたなぁ・・・
とか
おトイレ掃除で、××君と水のかけ合いっこをしたな~
など
振り返ってみると、意外と思い出があるものですよね。
でも、学校でのお掃除が「今、直接役に立っているわ」
と感じる方は少ないかもしれません。
では、なぜ学校に「掃除の時間」があるのか、疑問になりますよね
小学生に教える場合には、だいたい次のような内容で
お掃除は大切なんだよ~、と教えているようです。
(学研「そうじのひみつ」より)
快適・・・気持ちよく過ごすため
学校がキレイだと、気持ち良いですもんね。
健康・・・元気に過ごすため
ホコリだらけで、バイ菌もいっぱい、という環境だと
体に悪いですよね。
耐久・・・ものを長く使うため
エアコンに汚れが詰まると冷えにくくなるし
ホコリに弱いパソコンなどは、ひどくなると故障することも。
なるほど~。
これだと、小学生でも「お掃除は大事なんだな~」って思いますよね
では、ちょっと視点を変えて、
“教育”という観点から見た場合、
学校掃除の意義って何でしょうか?
協調性・・・掃除はみんなで協力してするもの。
一人だとなかなか終わりませんよね。くじけそうになっちゃうし^^;
役割分担をして、協力・共同して掃除をすることで、協調性が磨かれるそうです。
段取り力・・・教室のお掃除の場合、まず最初に机をぜーんぶ後ろに下げて
黒板掃除や、ほうきではき掃除をし、ぞうきんでふき掃除をして、
次に、机をぜーんぶ前方に集めて、ほうき→ぞうきん、という順番が一般的。
どうすれば効率的に掃除ができるか、という手順を毎日考え工夫することで
段取り力が身に付いていく、と言われています。
段取り力って大人になっても、とーっても重要ですよね。
気付き力・・・すみずみまでお掃除をすることで、「こんなところに小さな汚れが!」
と細かいことに気が付いたり、
「掃除は大変。だったら汚さないようにするにはどうすればいいかな?」
と、より良くするためには?ということを考えるようになり、
これが掃除だけではなく、勉強や生活していく中でも、役立っていくのだとか。
などがあるようです。
うーん。
奥深いです
掃除の時間ってこんなに、色んなことが学べる時間だったのですね。
小学生で、「段取り力をつけよう!」と思って
掃除をしている子供は、いないと思いますが
こういうことが自然と身に付くようになっているのですね
学校は国語や算数の勉強をする場所、のみならず、
人生の勉強の場なんだな~って感じました
これって日本だけなのかしら
って思ったりしませんか?
十数年前、とちょっと古いデータですが
世界105ヵ国を調べたところ
(『学校掃除-その人間形成的役割』沖原豊編著より)
生徒が掃除を行う国 3 4 . 3 %
掃除の専門家に任せている国 5 8 . 1 %
というようになっていたようです。
生徒が掃除を行う国の方が少ないのですねー。
私たち日本人の感覚からすると、ちょっと意外な感じ・・・!?
生徒が掃除をする国は、仏教、特に禅宗の影響が強い東アジアが中心。
専門家が学校掃除をする国は北米・中南米・西欧・中近東・オセアニアなど。
こちらの国々は
学校=勉強するところ
家庭=掃除などのしつけをするところ
という考え方なのだそう。
専門家が掃除をした方がキレイになる
プロの清掃員の雇用機会を奪ってはならない
という合理的な考え方もあるようです。
なるほど、国によって、考え方が違うのですね
シマムラ個人的には
色んなことが学べる「学校掃除」がある日本に生まれて
よかったかな~、って感じたりしました
というのも、学校掃除で身に付くと言われている
「協調性」「段取り力」「気付き力」というのは
社会に出て仕事をしていく上で、とても大切なことですよね
国語や算数などの点数がとっても良かったとしても
「協調性」「段取り力」「気付き力」がない人と
一緒にお仕事したいな~、とは思いませんよね
そして、「協調性」「段取り力」「気付き力」を持っている、ということは
人間力が高い、とも言えますよね。
相手の思いや考えていることに気が付ける、気付くから気配りができる。
たくさんの人と協力しながら物事を成し遂げていく。
何をするときも、段取りよく、無駄なく物事を進めていける。
こういった力を付けていくための1つが「学校掃除」
と言うことが分かると、学校掃除の重要さ、というのが身に染みてわかりますね。
学校掃除はただ「その場をきれいにする」時間、ではなく
「人間力を高める」時間、なのですね。
掃除の時間は遊ぶ時間、なんて、ものすごーくもったいない
さて、日本人はキレイ好きって言いますが
大昔からそうだったのでしょうか???
次回はお掃除の歴史をさぐってみたいと思います。
あ、次こそは一休さんが登場します(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました。
感謝。
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おそうじのことを真剣に考える会社です。
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